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Dec 14, 2005

David Gray & Marius De Vries

「デービィ・グレイ」早速調べた。しかし、デービィ・グレイという歌手はどこを探しても見つからない。デービィはきっとDaveまたはDavidの愛称ではないかと思いつき、もう一度調べたら見つかった。

店で聴いたのは、最新アルバム「Life In Slow Motion」。どこか淋しく、クールな音。前回、ヴァン・モリスンやジャクソン・ブラウンの若い頃と書いたが、ドリームアカデミーも頭に浮かんだ。最近のアーティストではColdplayFive for fightingに通じる音かもしれない。Davidのプロフィールと、ニューアルバムについては、以下の通り。

DavidGray David Gray 1968613(1970年という説もある)、イギリス、マンチェスター生まれ。9歳の時、ウェールズに転居。リバプール大学に入学。パンクバンドに参加したが、この頃から詩的な曲を書き始めた。その後ロンドンに移り、プロとして活動開始。イギリスは「Hut Records」、アメリカは「Caroline」という共にVirgin Records傘下のレコードレーベルと契約。1992年まず、シングル「Birds without Wings(翼のない鳥)」を発表。翌93年前半、デビューアルバム「A Century Ends(世紀末)」リリース。ヨーロッパツアー(ショーン・コルビンの前座も行った)の後、942ndアルバム「Flesh()」をHut Recordsよりリリース。しかし、レコード会社のサポートに不満を持ち「EMI Record」に鞍替え。この頃、隣国アイルランドでは、人気テレビ音楽番組「No Disco」で紹介され突然火がつき、人気急上昇。彼のプロモーションビデオは絶え間なく流れ、ライブも放映された。3rd アルバム「Sell,Sell,Sell」はEMI Recordより、96年にリリース。しかし、(契約上の問題か?)イギリス国内では発売が制限され、人気の高いアイルランドを本拠地とデイブ・マシューズ・バンドしてライブ活動を続けた。やレイディオヘッドとツアー。しかし、メジャーレーベルとは契約解消。984thアルバム「White Ladder(白い梯子)」はギターと簡単なサンプラーを使用しロンドンの自室で宅禄。自主レーベル「IHT」よりリリース。インディーズ発売だったが、アイルランドでは発表間もなくチャートのトップ30位で品切れ状態。アイルランドツアー開始。このアルバムから映画「This Year’s Love(日本未公開)」のサウンドトラックに5曲使用され、人気は定着し始めた。デイブ・マシューズの助力により2000年、「ATO」レーベルよりこの「White Ladder」正式発売。全世界で600万枚を売り上げ、アイルランドでは常にベストセラー続けている。この年、イギリスの音楽賞、Ivor Novello Awards では作曲賞、Q Award ではベストシングル賞GQ Awardsではベストソロアーティスト賞を獲得。Brit Awards では、男性歌手賞、グラミー賞では最優秀新人賞にノミネートされた。2002年には「A New Day At Midnightをリリース400万枚を売り上げたが、前作「White Ladder」ほどの評価はなかった。そして3年後、2005912日最新作「Life In Slow Motion」がリリースされた。今回のアルバムには初めて外部プロデューサーが起用された。2004年夏より候補者を捜し始め、当初はあのフィル・スペクター的なスタジオと音のテクニシャンも考えたが、最終的には、Marius De Vriesに依頼した。

3c663495ad Mariusは、1961年ロンドン生れ。80年代、イギリス・ポップグループ、ブロウモンキーズ2nd3rdアルバムのキーボード奏者としてデビュー。その後セッションキーボーディスト、プログラマーとして幅広く活躍。近年はプロデューサー・コンポーザーとして、ANNIE LENNOX, THE SUGARCUBES, COLDCUT, CATHY DENNIS, THE SOUP DRAGONS, JUNIOR REID, LISA STANSFIELD, Massive Attack 等を手がけ、映画「ムーラン・ルージュ」「ロミオとジュリエット」のサウンドトラック、Andrew Lloyd Webberのミュージカル"Bombay Dreams"では共同プロデューサーなどを行ってきた。特にMadonnaBedtime Stories "Ray of Light"BjörkVespertineU2"Hold me Kiss me Kill me Thrill Me"Robbie Robertson Contact from the Underworld of Red Boy"などは必聴。Ivor Novello Awardsグラミー賞にも数回ノミネートされている。

 日本ではまだまだ知名度は低く、オンエアーも少ないが、最新アルバム「Life In Slow Motion」と2002年の「A New Day At Midnight」はワーナー・ミュージックから国内盤も発売された。歌詞は詩的で日本人には多少難解だがメロディーもサウンドも心地良い。i-podなどポータブルプレーヤーで、ボーッと聴いていたい。今後が更に期待される。

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Dec 11, 2005

プーシキン美術館展とブリティシュパブ

東京都美術館で開催されていた「プーシキン美術館展」に出かけた。19世紀末から20世紀初頭にかけて、シチューキン(ロシアの繊維・流通商)とモロゾフ(ナポレオンのロシア遠征の軍服生産で財をなした絹工場経営者)が蒐集したフランスの印象派作品を中心とした美術展だった。中でもマティス、40年ぶりの「金魚」が目玉だったようで、ポスター、メディア記事でも数多く取り上げられ、来場者もその周りに集中し、蘊蓄をたれていた。ルノワールの「黒い服の娘たち」、ドガの「写真スタジオでポーズする踊り子」、モネの「白い睡蓮」など気になる作品は確かにあった。しかし、ゴッホの「刑務所の中庭」は圧倒的だった。van_gogh_the_prison_courtyard 近くから見ても遠くから見ても、その作品の発するオーラのようなパワーに釘付けになった。展示会場のちょうど真中あたり、1階の最終コーナーにゴーギャンとともに展示されていたが、その後どの作品を見ても手前で振り返っているゴッホらしき人物の眼が頭から離れなかった。結局、最後まで見終わって、人のすいた閉館近い時間にその場に戻り、ゆっくりといろいろな角度から見直した。執拗に鑑賞していたら近くにいた警備員に少し不審な目で見られてしまった。

折角上野まで来たので、久しぶりにブリティッシュパブ「The Warrior Celt」に立ち寄った。矢張りまずはGuinness、1パイント。英国圏の飲食店でビールを注文するときはこのパイントという単位を使う。1/8ガロン=0.568リットル。国産缶ビールラージサイズが500ccなので、それより一口分多め。一度に飲めないと思ったら、ハーフパイントつまりその半分という選択肢も。イギリスのパブでは通常キャッシュオンデリバリー(代金引換渡し)が原則なので、この店もその方式。この「パイント」、日本国内では英国式が多いのだが、店によってはアメリカンパイントで出てくる場合もあるので注意。米国式では1パイント=0.473リットル。90ccほと゜少なめ。1パイント注文したのにグラスが小ぶりだと思ったら、米国式を採用したお店だということ。

平日午後5時~午後7時までは、Happy Hours で、通常1パイント900円のビールがすべて600円。Guinness 2pintsとBishops Fingerを1pint飲んだ。このAleビールは国内ではここでしか飲めないそうだ。さっぱりとして飲みやすいイギリスらしいビール。日本ではなかなかAleビールは流行らないが、イギリスではむしろこちらの方が主流。Bass Pale aleなどはデパ地下や大手の酒屋に行けば国内でも手にはいるので、機会があればビール好きには是非飲んで欲しい。瓶入りなのでパブの味とは一寸異なるのは仕方ないが。

ここで、気になる曲が流れていた。初めて聴いたのだが、何故か気になる。デビュー当時のジャクソン・ブラウンと、ゼム解散後若き日のヴァン・モリスンを思い出させた。数曲聴いた後、店員(おそらくアンディさん)に尋ねたら、「デービィ・グレイ」だという。新人か。

(to be continued....)

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